『江戸手描提灯』は、東京都伝統工芸品として指定されています。

東京の伝統工芸品は、長い年月を経て東京の風土と歴史の中で育まれ、時代を超えて受け継がれた伝統的な技術・技法により作られています。伝統工芸品は、大量生産による商品にはない、手作りの素朴な味わい、親しみやすさがあり、私たちの生活に豊かさと潤いを与えてくれます。
伝統工芸品は地域に根ざした地場産業として地域経済の発展に寄与するとともに、地域の文化を担う大きな役割を果たしてきています。
江戸時代から伝わった、力強く、粋な職人芸、工夫が込められた「江戸手描提灯」は、東京都指定の伝統工芸品です。

『江戸手描提灯』の沿革と特徴

16世紀の初め、室町時代にしょきの提灯である籠提灯が使われ始めたといわれ、その後、江戸時代半ば頃から浅草近辺を中心に提灯の手描を行う職人が多く見られるようになりました。
江戸手描提灯は、火袋に描かれる江戸文字や家紋、線の入れ方を工夫し、バランスを取って描くことで、遠くから見てもはっきりと判読できるのが特徴です。